む☆げん愛
と、思ったけど…アレ??痛くないや。
まだ少しぼやっとする目をゆっくり開けると、驚愕の光景に開いた口が塞がらなくなってしまった…
目の前には吉井君の整った顔。クリックリッの目が呆れたようにこちらを見ている。
私の両手は吉井君の筋肉質な胸を押していて、吉井君は両足を床に投げ出し、床に倒れ込んでいる。
『あっぶな…。どぉ?俺の反射神経。すごいでしょ?』
そう言ってニコッと笑う吉井君。
私はその笑顔に吸い込まれて固まってしまった。