む☆げん愛
*早坂先生のきもち*
***早坂先生side***
『おぉ、帰ったのかよ』
ハルを睨みつける。
「なんでいるの?」
肩で呼吸しながら、ずいぶんと疲れた様子のあいつ。
廊下にまで大きな声が響いていた。
リビングのドアを開けるまで、ケンカか?って、あせっちまった。
『はっ…早坂さん……お帰り…なさい……』
質問の答えになってねーよ?
『お前が家庭教師してる子って、この子だったんだな。知らなかったよ。
お前があまりに必死に隠すから……』
不敵な笑みを浮かべながら、あいつの肩に手をまわすハル。
ハルのやつ、俺を挑発してやがるな。
『おっ、お兄さん//はなして……』
ハルの腕の中でもがくあいつ。
「お兄さん??」
お兄さんて…??