む☆げん愛
『わるいっ!』
暫くして掌を合わせながら吉井君が戻ってきた。
私はニコッと笑顔で返す。
『じゃあ、続きしようか――――!』
(ふぇっ??)
どこから?何の?
続きだっけ??
首を傾げた私を見て、
『愛音ちゃん?』
ドキッ!!!!!!不意に呼ばれた名前に浮き足だってしまう……/////
お父さん以外の男の人に名前で呼ばれるって、
何てくすぐったいんだろう……
私たちは椅子に並んで腰かける。