む☆げん愛
『……うわぁ。なんか教室帰るの気まずいなぁ…
今日はこのまま保健室に居座っちゃお』
「うん。そーしなよ!授業終わったらけいちゃんの鞄持ってくるね」
『でも、あんた吉井は………??』
「いいの、いいの!
吉井君もけいちゃんについててあげてって。
返事はまた今度でいいって……」
屋上での事は言えなかった。
『そぉ?なんか悪いね』
「なに言ってるのぉ!当たり前じゃん。」
そう言うと、私たちは顔を見合わせて笑った。
吉井君への返事は決まっていたはずなのに………
先延ばしてもらえた事が嬉しい。
この気持ちは何なんだろう………