枕の気持ち
遊び方
全てが崩れたと思ってしまった。でもさきちゃんはふと周りを見ると、一緒に悪さをしていた友達も受験勉強をしている…。

また一人になるの?ってさきちゃんはまた寂しさに負けそうになっていた。

でもさきちゃんも少し成長したのね。一人になりたくなくて必死で無理かと思った受験に挑戦したわ。

威張れる程の高校じゃないけど、進学出来たの。
そこではさらに楽しい遊びが待っていたわ…。

薬や男…遊ぶお金欲しさに歳をごまかして水商売をしてたのね。

お金もたくさん持っている…さきちゃんはふとバイト代がたくさん入ったからと言って、おばさんにお金を渡したの。その時のおばさんは凄く優しくて、喜んでいたわ。

さきちゃんはその時に、お金って人を喜ばせたり、優しくする一番の道具…って頭に焼き付けてしまった。
そこからは毎日が楽しくてしょうがなかったみたい…そのスリルを味わう為なら何でも出来た…。

その時のさきちゃんを担当していた枕さんは、きっと呆れはてて、枕に頭を乗せるなって軽蔑してたかもね。
高校の三年間なんて、あっという間…。

次はみんな就職活動をしている。さきちゃんもとりあえずは就職したわ。

でも長くは続かなかった。
結局行きついたのは…
< 4 / 10 >

この作品をシェア

pagetop