secret-story
いつも通り学校から帰って来た。



しかしお母さんがいない。

夜になっても帰ってこない。

不安になってきた…



ピリリリリリ



家の電話が鳴った



『もしもし』

「あ,もしもし桜夜ちゃん?ばあちゃんだけど」

『ばあちゃん?お母さんが帰ってこないの』

「それなんだけどね,お母さん赤ちゃんが産まれそうで病院に行ってるんだって。
ばあちゃん桜夜ちゃんとこ行きたいけど,今日お仕事だから朝しか行けないの。お家で待ってられる?

『うん…大丈夫』

「じゃあまた電話するから。いい子にしてるんだよ」

ガチャ プーップーップー



自分の祖母ながら冷たい。

まぁしょうがないか…
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