secret-story
そういえば私のご飯は?!



ガチャ

冷蔵庫を開けてみたけど麦茶ぐらいしか入ってない。

“なんなんだこの家は“

って思った気がする。





ピンポーン



“こんな時間に誰?“

恐る恐るインターホンを出てみた。



『…はい…』

「桜夜?お父さんだよ」

『お父さん?!』



走って玄関に向かう。

覗き穴(?)から見たら,確かにお父さんの姿が。



『お父さん!!どうしたの?』

「お母さん今いないんでしょ?ほらお弁当買ってきたから食べよう」



お父さんに会うのなんて何ヶ月振りだろう。

今私の目の前に居るお父さんは,前みたいな優しいお父さんだった。


そして部屋に入って一緒にお弁当を食べた。
< 11 / 17 >

この作品をシェア

pagetop