舞姫〜MaiHime〜
─────。
俺はその日。
ズコッ
ボコッ
『てめぇ今度チームの奴に手出したらどうなるか分かってんだろうな。』
『…ヴッ』
その場に崩れている男の鳩尾に蹴りをいれると呻き声をあげて意識を失っていた。
そんな男を放って俺はそのまま学校に向かった。
『おはようございます。空輝さん。』
『…あぁ。』
俺は猛火5代目総長萩原空輝。
どんな時も冷静で冷めてる俺は,猛冷と呼ばれていた。
毎日毎日喧嘩して。
どれも雑魚ばっかりで。
毎日が退屈だった。
そんな時だった。
─────ガラガラ。
教室のドアが開いたと思ったら,そこには見たことない女みたいな男。
俺に楯突くそいつは雑魚とは違い,楽しめるんじゃないか。
俺の興味はそれだけだった。