片思い?両思い?
ど、どうしたら・・・!
考えてたら唇が重なってきて、
「ん・・」
思わず日向先輩の服を掴んでしまう。
や・・・どうしよう・・・このままじゃ・・・そうなっちゃう・・・。
嫌って訳じゃないし・・・・日向先輩なら全然いいんだけど・・・でも・・なんか・・・気持ちが、まだついてこない・・・。
!!・・服の中に手が・・・
「やっ・・・日向・・先輩・・・・」
ビクッっと日向先輩の手に体が反応する。
「茜・・・」
「ま・・待って・・・待ってぇ・・」
半泣きで日向先輩の手を止める。
「ムリだって・・・止められねぇ」
私の抵抗なんて全く意味がなくて、先輩の手は体を優しく移動する。
「あっ・・まっ・・・んんっ」
やだ・・変な声が・・・
「茜・・・可愛い」
えっ?・・・可愛い?
「・・・大好きだよ」
「・・・っ・・・」
反則だよぉ。
大好きな日向先輩に、今まで見たことない優しい笑顔で言われたら・・・もぅ・・抵抗できない。
私は日向先輩の首に手を回す。
そして、ゆっくり唇を重ねた。
それから私は初めて男の人の温もりを知った・・・。