片思い?両思い?

放課後



「お待たせ」

放課後玄関で待っていると隆平君とひ、日向先輩がやって来た。

今日の朝、挨拶して放課後一緒に帰るって・・・・ありえない。

なんて思いながらも、日向先輩に会えることが本当に嬉しかった。



当然のことながら理沙は隆平君と歩くわけで・・・・。

日向先輩のと、隣を歩いてる。

緊張しすぎて・・・・心臓が爆発しそう。

理沙と隆平君は楽しそうに話をしてる。

・・・・何を話せばいいんだろう・・・。

「あ、あの・・すみません。理沙がムリ言って」

ポソッと呟くように言うと

「いえいえ」

なんて言って笑っちゃってくれた日には・・・そりゃもう頭はお花畑になりますよ。

その言葉を聞き逃さなかった理沙。

「何言ってるのよ。茜の為に頼んだんだからね」

はい?

「え?・・・ちょ・・・理沙、どういうこと?」

前を歩いている理沙の腕をつかむ。

「茜の携帯に男の子の連絡先なんて入ってないでしょ?」

「うっ・・・」

痛いところを突かれた。

「先輩のアドレス聞いても絶対にメールなんてしないし」

「はうっ・・・」

「強引にでも誘わなきゃ、男の人と話なんてしないじゃない」

「それは、そうだけど・・・・・あ!ガンちゃんの連絡先なら入ってるよ」

「ああ、岩村?・・・あいつは男じゃないからね」

「ええ・・・そ、そうなの?」

そのガンちゃんに2回も告白されてるんですけど・・・ね。

理沙には言ってないけど。




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