片思い?両思い?


あ・・・ヤバイ。

日向先輩も一緒だったんだ・・・。

「あ・・・あの・・」

私がまたオロオロし始めると

「「あはははは」」

日向先輩と隆平君は笑い出した。


「茜ちゃん最高!」

隆平君が笑いながら言う。

「え?ええ?」

なんで?なんで?

「いや~、参った」

日向先輩もおなかを抱えて笑ってる。

理沙!理沙!なんとか・・して・・・。

理沙をみると私に怒られたのがショックだったのか・・・へこんでる・・。

「ちょ・・・理沙!何へこんでるのよ・・・」

「・・・誰のせいだと思ってるのよ」

「え?私?」

「そうよ!茜のばかぁ」

今にも泣きそうな理沙の頭を隆平君がそっとなでる。

「まあまあ、理沙ちゃん。拗ねないの」

「うう・・・だってぇ」

・・甘い・・。隆平君甘甘ですね。

「茜ちゃんも、あんまり責めないでやって」

「あ、すみましぇん。そんなつもりは・・」

やば・・・噛んじゃった。

「「ププッ」」

また笑われた。


いったい今日はなんなのかしら・・・。










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