片思い?両思い?


それから懐かしい話を楽しんだ後、家に帰る途中で電話が鳴った。

着信は・・・理沙!

「もしもし」

琉太の話もあって、少し落ち込み気味。

しかも喧嘩してるし・・・もしかして別れるとか言わねーよな?

「もしもし、隆平?」

『ああ』

久しぶりに聞く理沙の声。

やっぱり・・・・好きなんだよな。

何を言われるのかドキドキしてた。

「あの・・・会いたいんだけど・・・」

・・・予想外!

慌てる俺。

そして嬉しい俺。

『え・・・あ、お、おう』

テンション上がって・・・動揺してしまった。

「ダメ?」

『んな訳ねーだろ?これから?』

「うん、出来れば」

『いいよ。迎えにいく』

「え・・私が隆平の家に行くよ」

『いや、暗くなるからダメ。連絡するまで家でまってて』

「わかった」

何か理沙が・・・大人しいのは何で?

普通に話せて嬉しいけど・・・。



急いで理沙の家に向かう。

理沙の家が見えてきたところでメールを打つ。

送信すると、理沙が出てきたのが分かった。

こっちを見るから、思わず手を振ってしまった・・・昔の俺じゃ考えられん・・・・。

理沙も手を振り返してくれる。

あ~、やっぱり可愛いよな。

琉太の女なんかと比べものにならねぇ・・・。








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