片思い?両思い?


あ!そうだ!

「・・・あ!あの、霧島さんとのお話のこと、ありがとうございました。父から聞きました」

「あ?なんのこと?」

洸一さんは不思議そうな顔をする。

「あ、それやったの俺」

「聡さん?」

「そう、ちょっと声かけたら、青い顔しちゃってさぁ・・・ふふふ」

楽しそうですね。

「あんまりやり過ぎるなよな・・・」

洸一さんは呆れてる。

「大丈夫。仕事には支障はでない・・・・はず」

「・・・頼りねぇな。・・・お、そろそろ行かないと」

洸一さんは時計をみる。

「あ、はい。ありがとうございました」

私はブランコから降りてお礼を言う。

「じゃ、またね。・・・あ、送っていこうか?」

「い、いえ、少し考えてから、隆平に連絡しようと思います」

「そう、じゃ、暗くならないうちに帰るんだよ?」

「あ、はい」

2人は手を振って帰っていった。

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