片思い?両思い?
それから毎日来る・・。
「一体なんなのかしら!?」
いつもの4人の会話をしたい理沙は、邪魔みたいに扱ってたけど、それも日にちがたつに連れて薄れていった。
「円って本当に裏表無いんだわ・・・私の毒にもへこたれないって・・・茜以来だわ」
と、円ちゃんの人柄なのか、すぐに私たちに溶け込んで行った。
だけど、私は正直不安だった。
始めは迷惑そうに笑っていた日向も、隆平さんもいつの間にか、円ちゃんと萌ちゃんを受け入れてしまっていたから・・・。
2年になって、理沙とは教室が別になってしまって、いつも集まる場所に行くには私の教室が一番遠くて、どうしても行くのが少しだけ遅れてしまうの。
4人のときは普通に間に入れば、隆平さん、理沙、私、日向で話をしていたけど。円ちゃんたちが来てから、隆平さん、理沙、私、萌ちゃん、円ちゃん、日向の順番で話をすることが多くなっていて・・・。
本当は日向の隣に行きたいのに・・・萌ちゃんが少し場所を開けてくれるから、そこに入るしかなくなって・・・。
「あはは!日向さん面白いね!」
と軽く日向に触れる円ちゃんに・・・・嫉妬した。
日向の隣は私の場所なのに・・・。
皆が笑ってる中、私一人が笑えなくなっていった。
教室に戻っても、この気持ちを話せる理沙はいなくて、友達はできたけどあんまり深く付き合うことは出来ないでいた。
「はぁ・・・」
ため息しか出てこない。
もし、円ちゃんか萌ちゃんが日向を好きになってるんだったら・・・どうしよう。
2人とも可愛いんだもん・・・・自信ない・・・。
机に伏せていると、理沙から
<お昼食べよう>
ってメールが入った。
あら・・めずらしい。
新しい教室になってから、友達が出来ないと悪いからってお昼は一緒に食べないようにしていたのに。