片思い?両思い?


「なんだよ?嫌なのかよ?告白してきたくせに」

「え・・・だって・・茜さん・・」

はぁ。とため息を漏らす夕陽。

「お前は馬鹿だな」

「夕陽よりは頭いいもん」

「うっせぇ。どーすんの?」

「え?」

「付き合うのか?やめんのか?」

「つ、付き合う!」

「じゃ、よろしく」

「う、うん」

いいのかな・・・と考えてる円。

「それと、茜さんが何もしなくて愛されてるってのは間違い」

「何?」

「茜さんは2年も兄貴に片思いしてたんだよ」

「え・・うそ・・」

「本当」

「誤らなくちゃ・・・あたし、ひどいこと・・・」

「ああ・・兄貴がなんとかできるといいけど・・・」

泣いてる円の手を優しく握る夕陽。


2人は日向の帰りを待つしかなかった。












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