片思い?両思い?
・・・と言うか・・・理沙は何のために私を隆平さんと会わせたんだろう。
「あの・・・何か用なのでしょうか?」
私の言葉にまた呆れ顔の理沙。
「茜の日向先輩への思いは、隆平君に伝えておいたから」
「は!?」
「これで、いつでもお話できるね」
ニヤリ。
「ちょ、ちょっといきなり困るんだけど・・・」
オロオロしている私を見ながらニヤニヤする理沙と隆平さん。
絶対この2人Sだ。
「茜は男に免疫ないんだから、隆平君になれて、それからね」
「なれるって・・・何言ってんの?それに隆平さんに失礼だよ!」
「ああ、それなら心配ないわ」
「は?」
「理沙ちゃんの頼みだからね。協力するよ」
隆平さんも別になんともないみたい。
「似たもの同士?」
恐る恐る聞いてみると
二人で顔を見合わせてニヤリと笑った。
!・・・・理沙が2人いる・・・。
「ちなみに日向も俺と同じ感じだから」
え?
「だから隆平君に慣れれば自然と日向先輩とも話ができるでしょ?」
「え~・・・理沙が3人になった・・・」
「は?心配するところはそこなの?」
「だって~」