片思い?両思い?
「隆平君にもお願いしたんですけど、日向先輩、茜と友達になってくれませんかね?」
はああああああ?
「ちょ、ちょっと理沙・・・何言って」
私は理沙の体を軽く揺さぶる。
「ほら、この子、男の人に免疫ないから彼氏も出来なくて・・・困っちゃうんですよね」
だ~か~ら~、何言ってるの~。
「も、もうやめて・・・」
凄く困る~。
やだ~。
「いいよ」
へ?
いいよ?
いいよって言った??
「ケー番とアドレス教えて?」
は!?
携帯番号に・・・アドレス??
「ほらっ」
と理沙が促す。
私は泣きそうになりながら、ポケットから携帯を取り出す。
「俺も交換して~」
隆平さんも聞いてくれたから・・助かった。
「隆平君、茜と浮気はダメよ~?」
「しませーん。俺は理沙ちゃん一筋~」
「「ふふふ」」
あの・・・いちゃいちゃは違うところでやって欲しい。
「よし。じゃあ何かあったら連絡してね」
交換が終わった日向先輩がニコッと笑う。
うわぁ。笑顔が笑顔がまぶしいわ!
「は。はひ・・・よろひくお願いちましゅ」
・・・もう、やだ。
「「「ププッ」」」
・・理沙が3人になった・・・。
「茜緊張しすぎ・・・・」
だって~・・・だってぇ。