片思い?両思い?

「あ、すみません」

俺の腕を離そうとする。・・・俺は、離したくなかった。


「茜ちゃん」

「はい?」

俺を見上げた瞬間、唇を重ねた。



茜ちゃんの体が、固まっているのがわかる。

そっと唇をはなして

「ごめん」

誤って、止めるつもりだった。・・・だけど、出来なかった。

俺を見る茜ちゃんが、凄く可愛かったから。


俺はまたキスをする・・・どんどん深くなっていくのが自分でもわかったけど、止められなかった。


やべぇ・・・止まんね。

時折漏れる茜ちゃんの吐息に理性がぶっ飛びそうになる。


いつの間にか、茜ちゃんを抱き締めていた。

誰か・・・止めてくれ!

茜ちゃん・・・・止めて。


prurururu



突然なった俺の携帯で、ようやく茜ちゃんを離す事ができた。


あ〜、助かった。

着信を見ると、隆平からだ。




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