××型の彼!

彼女の不安



1人でトボトボと帰り道を歩いていました。

愛華は久しぶりに部活が休みらしいので、私は遠慮しました。


「はぁ…。」

寂しい、虚しい、悲しい。

悠斗くんは、私の事が好き、なのでしょうか。
ずっと考えないようにしていたけど…最近は不安で不安で仕方がありません。

すると、またどこからか甲高い声が聞こえてきました。


「キャハハッ!
悠斗、超ウケるー!
もうアタシと付き合っちゃおうよー!
相性バッチリじゃん?」

『無理ー。
お前みたいなのは付き合ったら飽きるだろー?
ま、相性が良いのは認めるけどなぁ。』


昨日の女の子と、大好きな人の声…。
キョロキョロと辺りを見渡すと公園のベンチに二人がくっつきながら座っているのが見えた。

…また、一緒にいるんだ。
二日連続で同じ女の子なんて、初めてかもしれない。

「悠斗ぉ〜。
もう彼女と別れたらぁ?
今回長過ぎー。
しかもまだヤってないんでしょ?」

『まぁな。
今回はお前には関係ねぇだろっ!
あぁいうのはゆっくりおとすんだよ!』


っ!

居たたまれなくなって、私は家へ駆け出した。





私の不安…、消えないよぉ…っ!

 
 
 

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