とりかえっこしようよ


ひかりちゃん、自宅へ電話しているらしい。


また、珠世ちゃんの家に泊まると嘘をつかせてしまった。



これ以上、彼女の負担にはなりたくなかった。






後片付けを終えたひかりちゃんがソファに座る。



それを合図に、俺は話し始めた。



「俺はずっと前から、ひかりちゃんが好きだった。


いつからかなって考えてみたら。



多分、あの日の給食からだと思うんだ」



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