とりかえっこしようよ


その夜。


いっくんと私は、初めて、何物にも阻まれずに仲良くなった。



いつもと全く違う感覚に驚いた。



女の私にも違いが判るのだから、きっといっくんはもっと……。



彼の子どもを産みたい。


それは、女としての本能なんだと思う。



私のお腹に来てくれることを期待して、彼と「本当に」ひとつになった。



< 177 / 200 >

この作品をシェア

pagetop