とりかえっこしようよ
「うわ〜!可愛い子犬!」
「でしょう!?すっごく可愛いんだ。僕も今朝見つけたばっかりでさ」
きっと昨日の夜、捨てられていたのだろうと二人で話した。
学校へ向かう途中、鳴き声に気づいたいっくんが、大急ぎで家に引き返し、タオルを持ってきてかけたそうだ。
箱の中にはチーズと、プリンのカップに入った牛乳らしい雫も見えた。
「これはさっき家からこっそり持ってきたんだ。あとはひかりちゃんのパンがあるから、今日はとりあえず大丈夫だよね」
「それでパン持ってきてって言ったんだね。はい、これ」
私から受け取ったパンを、そっとちぎって子犬の口に持っていくと
「僕が半分食べちゃったパンだけど、美味しいよ。あ、これは元々ひかりちゃんのパンだからね」
なんて優しく話しかけながら食べさせている。
お腹が減っていた子犬は、私のパンを全部食べた。
「でしょう!?すっごく可愛いんだ。僕も今朝見つけたばっかりでさ」
きっと昨日の夜、捨てられていたのだろうと二人で話した。
学校へ向かう途中、鳴き声に気づいたいっくんが、大急ぎで家に引き返し、タオルを持ってきてかけたそうだ。
箱の中にはチーズと、プリンのカップに入った牛乳らしい雫も見えた。
「これはさっき家からこっそり持ってきたんだ。あとはひかりちゃんのパンがあるから、今日はとりあえず大丈夫だよね」
「それでパン持ってきてって言ったんだね。はい、これ」
私から受け取ったパンを、そっとちぎって子犬の口に持っていくと
「僕が半分食べちゃったパンだけど、美味しいよ。あ、これは元々ひかりちゃんのパンだからね」
なんて優しく話しかけながら食べさせている。
お腹が減っていた子犬は、私のパンを全部食べた。