とりかえっこしようよ
大学2年の秋、やっと君の手がかりを掴んだ。
ひかりちゃんと同じクラスだったという女子と会えた。
隣の女子大との合コンだった。
「ああ、松本さんね。あの子、本当に可哀想だったわ」
「どういう事?」
「高3の時にお父さんが病気で亡くなったの。私もお通夜には行ったわ」
知らなかった……
「それで、確か進学を諦めて就職したはず」
「どこに!?」
「地元の市役所だと思ったけど……」
詳しいことはわからない、あまり仲良くはなかったから、と女子大生。
派手な化粧、キツイ香水の匂い。
この手のタイプとは、確かにあまり仲良くなかっただろうな。
ひかりちゃんの情報だけいただいたら、さっさとお別れしたいタイプだった。
ひかりちゃんと同じクラスだったという女子と会えた。
隣の女子大との合コンだった。
「ああ、松本さんね。あの子、本当に可哀想だったわ」
「どういう事?」
「高3の時にお父さんが病気で亡くなったの。私もお通夜には行ったわ」
知らなかった……
「それで、確か進学を諦めて就職したはず」
「どこに!?」
「地元の市役所だと思ったけど……」
詳しいことはわからない、あまり仲良くはなかったから、と女子大生。
派手な化粧、キツイ香水の匂い。
この手のタイプとは、確かにあまり仲良くなかっただろうな。
ひかりちゃんの情報だけいただいたら、さっさとお別れしたいタイプだった。