とりかえっこしようよ
あっという間に時間が過ぎた。
明日も仕事だし、そろそろ帰らないとハリーも眠たそう。
私達はカフェを後にした。
車の中で、いっくんに「お願い」をした。
「役所の中では、他人のふりをして」と。
いっくん、ちょっと驚いてたけど、理由を話したら納得してくれた。
やっと、先輩達との関係が良くなってきているのに、いっくんと私が仲良くしていたら、また何を言われるかわからない。
いっくんにとっても、マイナスになるから、と。
「わかったよ。初めて会ったように接する」
珠世ちゃんにだけは、打ち明けたことも伝えた。
「でも、二人きりの時は仲良くしてもいい?」
いっくんが小さな声で尋ねた。
明日も仕事だし、そろそろ帰らないとハリーも眠たそう。
私達はカフェを後にした。
車の中で、いっくんに「お願い」をした。
「役所の中では、他人のふりをして」と。
いっくん、ちょっと驚いてたけど、理由を話したら納得してくれた。
やっと、先輩達との関係が良くなってきているのに、いっくんと私が仲良くしていたら、また何を言われるかわからない。
いっくんにとっても、マイナスになるから、と。
「わかったよ。初めて会ったように接する」
珠世ちゃんにだけは、打ち明けたことも伝えた。
「でも、二人きりの時は仲良くしてもいい?」
いっくんが小さな声で尋ねた。