ちょっ。年頃なんだから。


そんなこんなで


生徒会室の前まで来た。


まあ、また雑務をするからと会長に脅は…、


コホン、召集されたわけで。

俺は昼飯を抱えながら


足を使い器用に


扉を開けようとしていたら


ふっとドアに俺以外の影が重なって



「おッ!から揚げいただき〜♪」


って言いながら腕がシュッとのびてきて


俺の、

から揚げの一粒が掠われた。




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