命の箱
ドン…ドン…



真奈は少し怖かったが
扉を開けてみることにした。




少しずつ開いていく扉。




「夢は終わりだ」



そこには血まみれの男が立っていた。




「現実は常にあなたに付きまとう」



頭から血が止まらないのも構わず
男は真奈を睨みつける。


血が雫となって床に落ちていく。
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