命の箱
「狂った警官が拳銃を向けてきたので
仕方なく刺したと言ってください。
まあ多少の刑は食らうかもしれないが
これですぐ出てこれますよ。
そうすればあなたは子供と
静かに暮らしていける」
男はぼろぼろになった背広から
煙草を出して火をつけた。
折れ曲がった煙草から
煙が立ち上っていく。
仕方なく刺したと言ってください。
まあ多少の刑は食らうかもしれないが
これですぐ出てこれますよ。
そうすればあなたは子供と
静かに暮らしていける」
男はぼろぼろになった背広から
煙草を出して火をつけた。
折れ曲がった煙草から
煙が立ち上っていく。