命の箱
飛び散る破片。


首がもげるレナ。


何度も何度もバットは振り下ろされ
ベッドの形がなくなっても


真奈はバットを振り下ろすのをやめない。



「私には何にも残ってない!」



床に転がっているレナの首。
その顔はまだ微笑んだままだ。



その顔を見て少し微笑んだ真奈は
バットを振り下ろした。


砕け散るレナ。

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