命の箱
持っていたバットを放り投げる真奈。


鏡台の方にふらふらと向かうと
そこに座り自分を見つめる。


髪の毛を振り乱し
目が落ち窪んだ自分の姿を


見つめる真奈。



「今の私は…

自分が一番なりたくなかった私。


いつもイライラしてる。
子供の世話もろくに見ない。
旦那とも仲が悪い。


なんでこうなっちゃったんだろう?
何が悪かったんだろう?」
< 90 / 162 >

この作品をシェア

pagetop