*・:ゆめの雫:・*
 「ねぇどうして、もう

  死んじゃったの?」

 「一人にしないでよ」

 「お父さんがいなくなったら

  私はどうすればいいの?」

 返事は返ってこないって

 分かってるのに、何度も話しかけた

 (私父さんとこんなに話せるじゃん..)

 生きているときは一言も話さなかった

 なのに死んだ今こんなに話しかけている

 目からは熱い雫がこぼれ落ちていた

 (私ってホント馬鹿だなぁ)

 あとに残るのは後悔だけだった

 
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