*・:ゆめの雫:・*
 誰もいないリビングで

 一人大の字になって天井を

 見つめる

 さっき見た家族の写真を思い返し

 自然と笑みがこぼれる

 さっきまであんなに寂しかった

 はずなのに、今はもう平気だ

 これから先何が待っていようと

 この写真があればへっちゃら

 な気さえしてくる

 それから私はしばしの間 

 あったかい気持ちに浸っていた

 

 
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