ありがとう…
『オレ、料理が上手い人好きなんだ。
桃が作るご飯を毎日食べたい。
オレだけに作って。
そしたら…オレ試合頑張れる。』

と告白され付き合い始めた。

とても優しくて、大切にしてくれた。

でも…そんな幸せな日々は長くは続かなかった。


新入部員が6人入り、学校生活にも慣れ始めた梅雨時期のある日。

いつも通り授業が終わり、道場へ。

着替えてる最中に、
『ゴロゴロ』
といきなりなり、停電。

『停電だ!』
とミドリ先輩。

『えっ!怖いょ!』
と泣きそうな私に、同級生のチ~ちゃんは

『大丈夫だょ。』
と優しく声をかけてくれる。
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