ありがとう…
しばらくし電気がついた。

準備をして、練習。

『打ち込み20本!

開始』

号令とともに、私は、得意技の背負い投げをチ~ちゃんに打ち込む。

10本打ち込んだあたりから息が上がりはじめる。
20本終わり、交代しようとした時、胸が苦しくなる。

動いたせいだと思い、深呼吸をしようとしたが、苦しくて苦しくて、深呼吸ができない。
『苦しいのか?』
と、卒業した先輩。

言葉を発する事ができないほど苦しい私は、首をたてに降る。

『桃、横になれ。

トシ、紙袋持ってこい。』

私は横になる。

みんなの声がだんだん遠くに聞こえるようになり、私の記憶はなくなる。
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop