ありがとう…
気がつくと、体育の鈴木先生が、私の口元に紙袋をかぶせ

『大きくゆっくり呼吸してて。』
と言う。

私はボーっとしながらも、言われた通りにする。

次第に、両足、両手が勝手に上下に動きだす。

『けいれんだ。トシ、保健室に行って、皆川先生を呼んできて。』
『分かりました。』

『ミドリ、職員室行って、救急車を呼んでもらって。』

『はい!』


私は何が起こってるのかわからなかった。
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