恋に恋する女のコ
これで四回目。
相手は一個上の先輩。

おかしいことには気づいてた。
あたしはきっと誰かに気付いてほしかった。


学校も何もかも楽しくなんてなかった。
みんなで居るときほど孤独を感じることなんてなかった。
あたしの支えはずっとリョウ一人だけだったから
リョウが居ないあたしは誰にも必要とされてなんかいなかった。

『会ったことのない人になんて会っちゃだめ!!』

誰かにそう言ってほしかったのかも知れない・・。



でも
もう遅かった。
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