恋に恋する女のコ
「ももちゃんおはよう☆」
隣にはその先輩、ナオさんが座っている。
「おはようございます('_')」
あたしはテンションハイなナオさんをよそに眠そうな顔を見せた。
「今日は寒いな♪どっか行くか(^_-)-☆」
ナオさんはあたしの隣を歩いた。
あたしはただナオさんについて歩いた。
「どこに行くんですか?」
「忘れ物を取りに♪」
ナオさんは今まであった人よりずっと話しやすくあたしも安心していた。


いつの間にかあたしはナオさんと手を繋いで歩いていた。
抵抗はしなかった。
たまにあたしがリョウにあげた香水の香りがして


「香水つけてますか?」
「よく気づいたな★」
なんてやり取りもあった。

同じ香りでもリョウじゃない・・。

あたしは黙ってナオさんについて行った。
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