イヌとカメの物語

何故かカメタはビクビクしながら、丁寧にお辞儀をした。

特に、“イヌ族”ってとこに反応してた…

なんでだろう?

「てかえぇっ!? もう帰るの!?」

「はい…長い間お世話になりました」

「と……とりあえず待って!
事情もなしに水不足になるなんておかしいよ!
理由…聞かせてくれる?」

水を持たずに出かけるなんて…

カメ族は日光に弱いんだから……

自殺行為だよ………

もしかして、家出とかしてきたんじゃ…

「…わかりまし「あのさ……
敬語止めてくれる?
ちょっと苦手で……(笑」

「……分かった。」

カメタは少し微笑んで…話を始めた。

「あの…一人前になるための……
旅をしていたんで……いたんだ。」

「なるほど。どんな?」

この旅は、族によってどんな旅だかが変わる。

そのなかでも、カメ族は特徴的で、家によっても旅の仕方が違うのだ。

< 4 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop