蝶と龍

『奈央痛いよ』

「ごめんな…守ってやれなくて」

『奈央のせいじゃない!黒蝶とのこと…パパに聞いた?』

「あぁ」

『今回のは過去の後遺症』


「…」

『だから奈央のせいじゃない…またここにいさせて?』


「あぁ」


ゆっくり陽那斗を離すと笑顔を返してくれた


俺の好きなあの笑顔


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