蝶と龍

気がつくと夜李から解放された陽那斗はアゲハのゲージの前に座り込んで俺を見つめていた

『奈央?アゲハは?』

「ゲージにいないのか?」

『うん』

ゲージにいない…
だったらあそこか!
俺は立ち上がり扉に近づきしゃがむ


やっぱりな…


俺はそっと手を伸ばしアゲハを抱き抱える


『そんなとこに居たの?』

駆け寄ってきた陽那斗にアゲハを渡してソファーに座り直す


陽那斗もアゲハを抱いてソファーに座った

『アゲハ~会いたかった』

アゲハに頬を擦り寄せる陽那斗は正直可愛い


アゲハも陽那斗に気がついたのかキャンキャン吠えて陽那斗の顔を舐めている


やっぱりここには陽那斗がいるべきなんだよ


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