蝶と龍
「俺も2年間忘れた事はねぇよ」
これは事実だ…でも永遠かはわからねぇ
『よかったぁ。気が変わっちゃったかと思った』
気が変わる…か
「お前はどうなんだ?」
『私?変わるわけないじゃない』
「そうか」
『私の心はあなただけよ』
…………ごめん莉音
「忘れたことはねぇ…でも俺はお前を待つ存在じゃなく違う奴のために生きたい」
これが今の俺の気持ち
お前は旦那を愛していないかもしれない…でも本当に俺を愛しているなら2年間もほっとかないだろ
今の生活が自分にとって幸せなんだろ?
お前が言ってるのは勘違いだ…
それを捨てたくない…
その気持ちに負けるくらいの愛なら欲しくねぇ