蝶と龍
それから俺は陽那斗を部屋に招き入れた
本当は送って行くこともできた…
でも勘違いが晴れて互いの気持ちが通じた今どうしても返したくなかった
陽那斗は部屋に入ると俺の予想通りの行動をしている
俺はソファーに座り陽那斗を呼ぶ
陽那斗は横に座ろうとしたが俺は無理やり自分の足の間に座らせる
初めは緊張していた陽那斗だったがしばらくすると俺の足の間でくつろぎはじめた
互いにぺちゃくちゃ話すタイプじゃないから無言の時間が多い
でもその無言は居心地がいい
俺の求めていたものかもしれない