蝶と龍
気まずくて下を向いてると奈央が近づいてくるのが分かった
でも反応した時には遅くて私は奈央の腕の中にいた
「彼女に悪いから離れて!!!」
私は奈央から離れようとする
でも奈央の力は増すばかりで私を離してくれない
なんで彼女いるのにこんなことすんの?
そう思いながらも離れたくないと思う私がいた
『彼女いね―』
え?
頭上から降ってきた声に反応して顔をあげる
そんなの嘘だよ…
「嘘」
『くだらねぇ嘘つく趣味はない』