素直になりたい
「あのさ…ゆうか…あの…えっと…うちを保健室まで運んでくれたのって誰?」
勇気を振り絞って聞いたら
「あぁ~」
ゆうかの口が笑った
そして私の耳元で
「直樹だよ」
顔がいっきに真っ赤になった
やっぱり直樹だったのか
嬉しいよ…
嬉しいよ…
泣きそうだよぉ
でもまだ喧嘩中………
謝るべきなのかな…
「ねぇ…ゆうか直樹に謝った方がいいのかなぁ…」
とりあえず聞いてみる。
「ダメ元で謝ってみれば?無理だったら無理でいいじゃん」
うん…そうだね
有言実行だな…
「うん。ありがとう勇気が出ましたよ!」
お礼を言い走り出した後休み時間残り三分という時間がきていた
三分かぁ…カップラーメンができるね
私は味噌ラーメンがオススメだよ
まぁ…くだらない話はおいといて
直樹がいない
いない…………
あいつ何処にいるんだよ…
教室に戻った方がいいよね…
まぁ…
また後で探せばいいか
その場で停止し
振り返り教室に戻る。
教室に入ると
大体の人が自分の席に
座っていた
チラホラ席を立っている人が居て目立つ。
自分もその一員だけどね
席に向かう時に思った
直樹は何でわざわざ
自分を保健室に連れていってくれたのか…
よく分かんない
体育の時にあれだけヒドイ事をしても、直樹は優しくしてくれる。
何かスゴい好きだなぁ…
って何私今さら実感してんだっ
さぁ…余計な事を考えずに
席に戻ろう…
そして
直樹にちゃんと話そう
「ごめん」って