彼との思い出

出会い

私たちの出会いは突然だった。
それは高校入学式のとき。
「遅刻だぁ～ ヤバいヤバい」
急いで走っていたら、男性とぶつかってしまった。
「きゃあ」
「いって…」
「あの、ごめんなさい」
「いいよ。今度からは気を付けろよ」
「はい」
なんてかっこいい人
名前、聞けばよかったかな。
あっ、クラス見てこよ。
私、三組だ
担任男かい
やだなぁ～
あっ、さっきぶつかってしまった人だ。
「お前もここのクラス」
「うん。」
「名前は」
「佑奈」
「そっか。俺は拓。よろしくな」
「よろしく」
名前あっちから聞いてきた
てか間近で見るとめっちゃかっこいいし
入学式から1週間がたった。
突然拓に呼ばされた。
「話って何」
「俺、佑奈のことが好きになった。付き合ってくんねぇか」
「えっ うそ…」
「うそじゃねぇって。」
「私も拓のことが好き。」
「じゃあ付き合ってくれんだな」
「うん。」
そう言って拓は私のほっぺに優しくキスをした。
拓のキスはすごく甘いキスだった。