最低最高カレシ
学校に入った。
廊下の途中、夏菜がトイレで先に行くことになった。
とぼとぼ1人で歩く。
「いーおちゃん♪」
-ギュッ☆-
「きゃぁ!」
だ…誰かが後ろから抱きしめて来た。
でもこの声は…
「離してよっ!!太陽!!」
「朝から可愛いーね♪」
自分の顔、今絶対赤くなってるよぉ、
周りに人はいない。
誰か助けてーーッ!!
「遅刻しちゃうよっ!!」
「まだ30分もありま~す☆」
だめだ…何を言っても無駄だ…。