最低最高カレシ



「たいよぉ…離して?」



必死で太陽を見る。


涙目になってきた。


「…自分の顔わかってんの?襲われたいの?」


-ドンッ-


「きゃっ…!!」


目の前には太陽の顔。
動こうと思っても
後ろの壁と
腰に回っている手で押さえられてて動けない。


どうしよう…っ


「な…にしてんの?」


「ダメだ…潤のだから手ぇ出さねーって決めたのに…」


…潤?の…?


「…へ?」

あたしは首を傾げる。


どうゆう事?


「…なんでもない…かな。」


`かな´って…
気になるんですけど!!


「…てゆか。ここまできたんだし…キス、しとこっか。」


…はいぃぃぃ!?


ジョーダンじゃないよ!


ちょっとひどいけど太陽とキスなんて絶対やだ!!


あたしの首に埋まる太陽の顔。


ビクンッ!!


「やだぁ!!」


もちろん周りには誰もいない。


っ!!キスされるっ!!


涙が出てくる。


ギュッと目をつぶる…


さよならあたしの
ファーストキス…



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