最低最高カレシ
…あれ。
いつまでたってもキスされない。
…どうしたのかな…?
そっと目を開ける。
「えっっ!」
「ふざけんなよ…太陽」
そこには太陽の髪を引っ張っている潤がいた。
「いででででででッ!!!」
太陽の背中がのけぞっている。
さっきまで目の前にあった太陽の顔はなくて、潤の顔が見える。
すごい。太陽って体柔らかいんだ…。
あたしはこんなにそり返せないよ…
って!関心してないで太陽助けなきゃっ!
「潤っ!!もぉいいよっ!!ありがと。」
「お前は隙がありすぎなんだよ。」
潤は太陽から手を離した。
「ごめんね。いおちゃん…」
そそくさと太陽は行ってしまった。