最低最高カレシ
つま先立ち
【side:伊織】
「じゃあ帰ろーぜ。」
「うん、」
あたしたちは門を出た。
今日は木曜日だから2人きりか。
もう慣れた。
「…にしても入学からたった2日で襲われそうになるって…隙ありすぎだろ。」
でた。
「うるさいなぁー!!」
あたしは潤を睨む。
優しいんだかイジワルなんだかわかんない。
…でも、イジワルな潤の方が潤っぽいなぁ。
と少し思ってしまう。
「上目遣いヤバいって…」
潤は顔を赤らめて言った。
?
「何が?」
「んでもねーよ。」