最低最高カレシ



【side:潤】



「ねー伊織ちゃん♪彼氏いるの?」


「え。いません…」


後ろから知らない男の声がする。


伊織困ってんじゃん。
どっか行けよ。


今はたった10分の昼休み

男がいる。


「ねー今日暇?」


「やだっ…触んないで…ょ。」


「かわいー☆」


イライラしてくる。


後ろだから見えないけど今絶対肩に腕をまわしている。
そして、伊織は半泣きだ


「伊織。ついて来て、」

伊織の顔を見ずに腕を引っ張った。


「ちょっ…!?潤!?」


ぐいぐい引っ張って進んだ。


多分男はポカンとしているだろう。



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