最低最高カレシ


「なんかあったら言えって言ったよな?」


耳もとでささやくようにやさしく言う


「…グズッ…さっきの男の人…毎…日なの…毎日…来るの…っ電話も…ヒック もぉ…やだょ…ヒック」



…あのやろぉ…

一発しめるか。


俺はもっと強く抱きしめた。



「辛かったな…ごめんな…でも大丈夫。俺がいる。安心しろ。」


「潤…フェッありがと…っ」

伊織…お前は俺が守る。

「そいつ…なんつー名前?」


「…神崎…竜也」



…タツヤ…つぶす。


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